「ナンテン」という名前が、「難を転ずる」に通じる事から、古来よりめでたい樹木として家々の庭に植えられていた歴史のあるお花です。お正月には、福寿草とセットにして飾り、「災い転じて福となす」とするそうです。
「実」や、葉は、縁起ものとしてお正月料理にも添えられますが、葉には防腐作用もあるそうです。(昔からお料理に添えられる植物は、色々な理由や、意味を持っていますが、防腐効果があるものが多いのにも感心させられます。)
また、実は、せきどめに、葉には強壮効果があるという事で、民間療法として古くから使われています。
開花時期は初夏で、とてもかわいいお花ですが、切花としては、葉や実を使用します。
一般的には赤い実が多いですが、アイボリーの実がつく、「白実南天」もあります。(→右の画像が白実南天。紅白並べて植えられているおうちもありますね。この時期お正月らしく、とても縁起がいいイメージです。)
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