松は、雄花と雌花があり、受粉した雌花が松笠(まつぼっくり)になります。
この松かさは、古代植物に多い裸子植物にあたり、やがて大きく笠を開いて、中の種子を放出します。
別名の千代木は、松には、長い年月が刻み込まれていると考えられていた事からつけられたそうです。
「千代の松ヶ枝分け出でし」〜荒城の月
※似た名前でお正月のおせち料理に入っている「チョロギ(長老木)」という食べ物がありますが、これはシソ科で、まったく別の植物です。 また、琴弾草の別名は、琴の音のイメージからつけられており、「松風」という詩語は、琴の音を指すそうです。
中国の言い伝えで、重い病にかかった男が、山に捨てられ途方にくれているのを哀れに思った仙人が、松ヤニを男に与えたところ、男は100歳以上になっても元気に暮らしていた、、とか。花言葉の「不老長寿」はこの故事に由来したのでしょうか。
かつて日本では、「男は松、女は藤」と言われたそうです。現代では、、、どんな喩えになるでしょうか。。?
|